令和2年度に引き続き、今年度も『山梨で輝く人』を企画しました。これは県内で活躍されている人たちのインタビュー通じて、「山梨の魅力を再発見する」とか「山梨での働き方や暮らし方を知る」きっかけにしてもらうことが目的です。将来、自分も山梨で活躍しようと考える若者が増えることを願っています。
 今年度は身延町の「五条ヶ丘活性化推進協議会」と大月市の学生団体「BIG MOON」を取材しました。※ 五条ヶ丘活性化推進協議会の取材は「聖地の今」を追って企画と題して実施しました。

「聖地の今」を追って

 山梨県が聖地のアニメ、「ゆるキャン△」。県内でも様々なイベントが開催されています。その中でも特に積極的に聖地観光を促進しているのが、身延町を基盤に活動している五条ヶ丘活性化推進協議会です。
 コロナ禍で聖地を訪れる人々が減り、聖地からはアニメファンの姿を見ることがほとんどなくなってしまいました。聖地に人を呼び戻す活動や、聖地観光のための観光資源の更なる活用について、本気で取り組まれている人々の姿を取材したのでご覧下さい。

五条ヶ丘活性化推進協議会

 五条ヶ丘(身延町常葉)にある旧下部小学校ならびに旧下部中学校の跡地利用の検討並びに身延町の観光資源等と連携し、地域活性化を推進する活動を目的とし、20代~40代の地域住民、卒業生を中心に設立されました。また五条ヶ丘はアニメ「ゆるキャン△」の舞台地「本栖高校(旧下部中)」があり、多くの方が訪れる聖地になっています。※ 五条ヶ丘活性化推進協議会 公式Twitterより引用

ゆるキャン△効果について

 五条ヶ丘活性化協議会が主催するイベントの他にも、「ゆるくないスタンプラリー」や「秘密結社ブランケット音楽祭」など山梨では「ゆるキャン△」に関連したイベントが多数開催されており、多くの参加者がモデル地及び周辺地域を訪れています。ゆるキャン△放映後、県内で開催された各種イベントの参加者は総勢6000人以上、県内での消費額は8000万円を越えたというデータもあるようで、身延町内のスーパー、身延駅しょうにん通り商店街付近の来店者が増加するなど、山梨の地域活性化に大きな影響を与えているそうです。来訪者は県外の方にとどまらず海外からも参加しているようです。
 また、「『ゆるキャン△』をきかっけに、以前に比べて自分の地元をより自信をもって発信できるようになった。」といった地域住民からの声もあるようで、地域の自信・誇りの向上、地元の価値を再認識するなど、そこに住む方の考え方や価値観にも影響を与えているようです。

参考資料:山梨大学および山梨中銀経営コンサルティングにより分析・発表した調査結果

https://www.yamanashi.ac.jp/21362

街角で見つけた「ゆるキャン△」

 

関連リンク

☆ 五条ヶ丘活性化推進協議会 Twitter / Facebook

☆ 撮影協力 竹王子 / Tabby-Kitchen / **キャンプに参加された皆様方**